このページでは、様々な学習のために利用できるお薦めのウェブサイトを紹介していきます。
・NHK高校講座 世界史
・大学入試問題 過去問データベース
・リセマム
・公立高校入試問題ダウンロードリンク
・CASEC <英語>
・静岡教科書株式会社HP
・エンジョイ・シンプル・イングリッシュ(NHKゴガク) <英語>
・TIME for Kids <英語> new!!
・NHK高校講座 世界史
https://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/sekaishi/
■お薦め対象:高校生、大学受験生、公務員試験受験者、社会人
NHKで放送されている「高校講座」の世界史の映像を視聴できるサイト。
他の高校講座の出来は分からないが、この世界史の番組については、情報量が適度で、流れなども分かりやすく説明されているので、お薦めである。
ただ全部視聴するには量が多いので、自分が苦手な分野や頻出分野などに絞って利用するとよいだろう。
・大学入試問題 過去問データベース
http://www.toshin.com/nyushi/
■お薦め対象:大学受験生
東進が提供する過去問のデータベース。
ある程度以上知名度のある大学であれば、過去問がかなり過去の年度のものまで掲載されており、PDFの形式でダウンロードもできる。また、センター試験の過去問もある。
ただし、「解答」はあるが「解説」はない点に注意。
・リセマム
■お薦め対象:高校受験生(中学生全般)、及び保護者
株式会社イードが運営する教育ニュースサイト。ニュース内容は、未就学児から大学受験生などまで幅広い。(主に保護者の方は)それらニュースを読む目的で使ってもいい。
ただ、ここで勧めるのは、同サイトの「都道府県別公立高校入試(問題・正答)」のページ (http://resemom.jp/feature/public-highschool-exam/)である。ページ名の通り、各都道府県の公立高校の過去問があげられている。
高校受験においては一般的に、他都道府県の入試問題を使うことはあまりないだろうが、私は他都道府県の(特に)英語の過去問の積極的な利用を勧めたい。
公立高校の受験問題は都道府県ごとに内容や形式の違いはあるが、英語の長文問題に限っては、かなり出題形式の差が小さいので演習にはうってつけであり、また、他県の試験問題をやっておくと、受験年に若干問題形式が変わった場合にも対応しやすくなる。ぜひ活用してもらいたい。
・公立高校入試問題ダウンロードリンク
(↑クリックで独立ページに飛びます)
■お薦め対象:高校受験生、大学受験生、専門学校受験生
PDF形式でアップロードされているリンクのみをまとめました。
公立高校入試問題は、高校受験生はもちろん、大学受験生や専門学校受験生なども活用できる。
大学受験生や専門学校受験生の活用法については、英語(大学受験)のページ、英語(専門学校受験)のページをそれぞれ参照。
・CASEC
■お薦め対象:高校生、大学受験生、大学生、社会人
日本英語検定協会が開発、旺文社グループが運営する、インターネット上で受験できる英語能力テスト。
このテストのよい点は、自宅で好きな時に受験できること、結果がすぐに分かることなど色々あるが、特筆すべき点は、TOEICの目安点や英検の目安の級が出ること、そして、3600円という費用の安さである。
TOEICの受験料は5725円、英検の受験料は2級で5000円、準1級で6900円、1級で8400円(2017年4月現在)とかなり高い。また、体調不良や急な用事のために当日受験できなかった場合、受験料の返金はない上に、1度の受験で満足のいく結果になれば何の問題もないが、言わずもがな、そうとは限らない。
そのため、TOEICや英検を受験する前に、CASECで実力を測るという使い方をすると、お金や時間を無駄にせずに済む。また、CASECのテストは、結果の分析もよく出来ているため、それだけでも受験する価値はあるだろう。
・静岡教科書株式会社HP
http://www.shizukyo.co.jp/
■お薦め対象:社会人
実は、教科書は巧く内容がまとめられている、非常に良い教材である。
これは当然と言えば当然のことで、作成に携わる研究者にとって、教科書作成は自身の威信に関わることであり、研究者人生に大きな影響を与えるものである。いい加減なものを作れば、「その程度の研究者」と広く認知されてしまう(終わりの方のページに、名前と所属の一覧が載っているので、一度確認してほしい)。
そして、出版社にとっては、教科書が採用されるか否かが、会社の利益に大きく影響する。質の高い物を作成しなければ、採用校を伸ばすことは難しいだろう。
さて、教科書は多くの書店で簡単に注文することができるので、積極的に学び直しなどに利用してもらいたいが、複数ある出版社のものから、どの教科書を選ぶかは案外悩ましい。そこで参考になるのが、この静岡教科書株式会社のHPである。
トップページから、「書店の方」→「静岡県教科書採択一覧表」と飛ぶと、静岡県内の小・中学校での利用教科書の一覧などを見ることができ、また、「書店向け」→「学参関係」(ページ左側リンク)→「〈学校別〉高等学校自習室・CD発行目録及び早見表」と飛ぶと、県内各高校で採用している教科書の一覧を見ることができる
採用校数の多い出版社のものや、自分の母校で使っているものを調べたり、自分が目指すレベルに合ったものを学校のレベルから判断するなどして、教科書選びの参考にしてほしい。
また、採用されている教科書から、各高校の実際の授業のレベルをある程度推測できる。子どもの高校選びの際などに参考にしてもよいかもしれない。
・エンジョイ・シンプル・イングリッシュ(NHKゴガク)
https://www2.nhk.or.jp/gogaku/english/enjoy/
■お薦め対象:中学生、高校生、社会人
NHK(ラジオ)の語学番組。
月曜~金曜にNHKラジオ第2放送で放送され、土曜日に再放送されていますが、(1週間遅れで)ストリーミング配信されており、また、NHKのネットラジオ(らじる★らじる)で聴くこともできるため、このページでお薦めすることにします。
この番組の良いところは、まさにタイトルにある通り、比較的簡単な英文が使われている点。
レベルの高い英文を教材として使うと、どうしても1つの英文にかける時間が多くなり、それが挫折に繋がると共に、英語への「慣れ」や英語の「感覚」といったものの習得を妨げることになります。
その点、この番組の英文で使われている英単語や構文は、基本的に中学英語レベルで、たまに高校英語レベルのものがある、という程度。
これなら、挫折なく取り組め、学習へのモチベーションも保ちやすいでしょう。
そして、番組の音声を聴きながらテキストの文を読んでいくことで、「英語の語順で英文を理解する」ことや、「文の流れから分からない箇所は推測する」といった経験を重ねることができます。
また、副次的な効果として、語彙も増えていくはずです。
本HPのあちこちで書いていますが、英語も日本語と同じ言語の1つであり、言語は必然性のない規則でしかない(=言語の恣意性)ため、”日々”使っていかなければ、その規則体系(要は英語の運用能力)が身に着くことはありませんし、身に着いたものもすぐに忘れていってしまいます。
この番組は使われている英語表現が易しく、そして、1回が5分と短いため、この番組を活用すれば、英語を”日々”使う場を持てるでしょう。
また、取り上げられるテーマの幅も結構広いので、飽きることなく続けられるでしょうし、最悪、興味を全く持てない話は飛ばすこともできます(公式でもそれを薦めています)。
テキスト1冊(1カ月分)で20話ありますので、まずは興味のある話を選んで、使ってみることをお薦めします。
・TIME for Kids
■お薦め対象:中学生~社会人
有名な雑誌『TIME』を出版するTIME社が、アメリカの子ども向けに出版している『TIME for Kids』のサイト。
このサイトを薦める理由は、載せられている記事が、「K1」「2」「3-4」「5-6」(日本での小学1年、2年、…に相当)と分けられている点にあります。
「子ども向け」と一括りに言っても、日本の小学1年生が読むものと、小学6年生が読むものでは、語彙の面でも文法知識の面でも、大分違いがあることは容易に想像できると思いますが、これは英語圏においても当然同じです。
このサイトで掲載されている文章だと、「K1」「2」あたりまでは、中学英語の知識があれば無理なく読めるレベルのではないかと思います。(稀に高校英語で習う内容も出てきますが、文脈で予想できる場合がほとんどですので、心配ありません)
そのため、英語に慣れていない(=英語の知識が十分にない、英文を読む経験が足りていない)人は、「K1」レベルから読み始め、徐々に「2」→「3-4」→「5-6」とレベルを上げていくと、挫折なく、「英文を読み、英語の知識を実際に使う機会」を持てるでしょう。
言語というのは、所詮、「適当(randomly)に作られたルールの体系」にすぎません。(そうでなければ、言語には唯一普遍のものがあるはずであり、国や地域によって言語が異なるのはおかしい)
そのため、ある言語を使えるようになるかは、能力ではなく、その言語(の知識)を習慣的・日常的に使うか否かに大きく依存します。(要は、適当に作られたルールを実践の中で覚えるということ)
そして、言語(の知識)を実際に使う際に、一番ハードルが低い方法が、「読む」というもの。
相手が必要なく、自分の都合で始めて終わることができ、関心に合ったものに取り組める等々、その利点は非常に多い。
しかし、英語学習初期の段階で、日本人が苦痛なく読めるものというのは、それほど広くは普及していないでしょう。
ここで挙げた「TIME for Kids」はそのような英文群の1つになります。
無料で利用でき、しかも、記事の読み上げ音声まで聞くことができる(DLもできる)ので、多くの人に有益なサイトなはず。
ぜひ活用してみてください。
「Out of This World」(K1) の記事が、使われている単語も構文もほぼ全て中学英語の範囲で、易しい英文になっていますので、まずはそちらを読んでみてはいかがでしょうか。